RESULT REPORT
2018年 第2回現代芸術助成原田 裕規
現代アート作品および展覧会の制作
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原田 裕規 HARADA yuki
公式サイトhttp://www.haradayuki.com/
1989年 山口県生まれ 2013年 武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科卒業 2016年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端芸術表現専攻修了 2014〜2016年 慶応義塾大学アート・センターにて、アーカイヴ・プロジェクト「ARCMA(Archives of Media and Art)」[文化庁メディア芸術デジタルアーカイブ事業メディアアート分野]に従事。戦後の前衛芸術を対象にしたデータベーススキーマの設計・構築などを行う 2017年 文化庁新進芸術家海外研修制度研修員(短期)としてニュージャージーに滞在
助成対象活動名
現代アート作品および展覧会の制作
助成活動の成果
原爆の図 丸木美術館での個展「写真の壁:Photogr aphy Wall」を開催した。会期は2019年2月2日から3月24日までのおよそ2ヶ月弱で、会期中には同美術館学芸員の岡村幸宣氏、メディア研究者のきりとりめでる氏、美術評論家の横木野衣氏とのトーク・イベントを実施した。
当初はカタログ印刷物でのアーカイブの制作を構想していたが、検討の末、ウェブサイトにカタログ機能を実装すること にし、デザイナーの北岡誠吾氏に依頼した展覧会特設サイトを開設の上、展覧会データ、会場配布印刷物などを公開。さらには、写真家の村松桂氏およびStudio Gottinghamに撮影を依頼した会場記録写真の公開および、
http://www.haradayuki.com/
また当初構想していた「アトラス作品」の制作からは作品プランを変更し、最終的に、市井の人々の日常を題材にした「アトラス」を《写真の壁》として制作することで、《原爆の図》という大きな悲劇の表象に対して、戦後日本社会という「別の悲劇」を対置することを試みた。(その点に関する詳細は、会場配布のハンドアウト(別紙添付記録資料)にも詳細なプロセスを記述し、「見えないこと=できなかったこと」のプロセス自体を展覧会のテーマにすることで当初のテーマを発展させた。)
反響としては、『美術手帖』『中国新聞』『
対象作品展示情報
原田裕規 写真の壁:Photography Wall
公式サイト http://www.haradayuki.com/photography-wall-maruki/
開催期間 | 2019/2/2(土)~2019/3/24(日) 9:30~16:30 |
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休館日 | 月曜日 |
会場 | 原爆の図 丸木美術館 埼玉県東松山市下唐子1401[地図 ] |