公益財団法人 アイスタイル芸術スポーツ振興財団

RESULT REPORT

2018年 第2回現代芸術助成五月女 哲平

渡良瀬遊水地をめぐる作品の制作

  • 五月女 哲平 SOUTOME Teppei

    1980年 栃木県生まれ
    2005年 東京造形大学卒業
    絵画を中心としながら、写真、映像、立体を使った作品を発表。 近年は、CDジャケット、装丁、テーブルデザインなど、美術だけに留まらない活動も展開している。

助成対象活動名

渡良瀬遊水地をめぐる作品の制作

「2018.2.2 ♯5」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×40 3piece 2018

「2018.2.2 ♯5」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×40 3piece 2018
「2018.2.2 ♯5」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×40 3piece 2018

2018.2.2 ♯2」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×160  2018

2018.2.2 ♯1」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×210  2018

2018.2.2 ♯3」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×80  2018

2018.2.2 ♯4」プリント、アクリル、ガラス、シルクスクリーン、木製額 80×80  2018

助成活動の成果

この作品は、私の地元である栃木県に今も存在する「渡良瀬遊水地」をモチーフとした作品です。
あらゆる土地には場所の数だけ、いや、それ以上の数えきれない物語と時間が存在します。
歴史に影に覆われ、忘却され続けるこれらの〝小さな〟物語を見つめ直すことは、過去と未来を地続きにするための一歩であり、このような時代にあって必要とされる想像力、配慮の再構築だと考えています。

渡良瀬遊水地を巡るリサーチと制作は、雪が僅かに残る中で撮影された遊水地のプリントを下地にしながら、カラーアクリル板/高透過ガラス/シルクスクリーン/額装といった異なる性質を持つ素材を重ね合わせることにより、物理的な積層によって形作られる象徴的な歴史と文脈(今作品においては、足尾銅山鉱毒事件をきっかけに起きた事後の経過)と、メディウムの重なりや概念の重層によって完成する絵画生成の特殊な成り立ちをクロスオーバーさせながら、絵画による社会的なテーマへの機能や可能性を探る試みであり、想定以上の成果をあげることが出来たように思う。また、この作品によって構成されたαMでの展覧会『絵と、 』(蔵屋美香キュレーション)では、複数の批評家による充実したレビュー をはじめ、1200人を超える観覧者、またSNSなどによる多くの関心を持った人々の反応を受け取ることが出来た。

対象作品展示情報

『絵と、 』vol.1 五月女哲平

公式サイトhttps://gallery-alpham.com/exhibition/project_2018/vol1/

開催期間 2018/4/7(土)~2018/6/2(土)
11:00-19:00
休館日 月・日曜日、祝日
会場 gallery αM
東京都千代田区東神田1-2-11アガタ竹澤ビルB1F [地図

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