公益財団法人 アイスタイル芸術スポーツ振興財団

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• 富山県放デイゆるゆる大運動会実行委員会

  公式サイトhttps://yuruspoday.com/

  (活動内容)

  発達に特性を持つ児童は、運動会や集団でのスポーツ競技に参加が難しいケースが多く見られます。これは長時間の拘束、集団行動の苦手、感覚過敏等の様々な特性が要因とされています。また普通学級に在籍している発達障がい児には、合理的配慮や支援が不足しており、運動やスポーツに親しむ機会が失われています。
  
  必要な配慮のもとに誰もがスポーツに親しむ機会を提供し、スポーツの普及や健康増進を図るため、児童の自立支援や健全な育成を行う県内の放課後等デイサービス事業所と連携し、学校では実施困難な障がいや発達特性に配慮した運動会を開催しています。また地域協働型の事業として、福祉・教育関係者、学生、ボランティア等が企画・運営に携わり、地域社会に広く活動を発信することで、活動趣旨と障害理解の普及に努めています。

助成対象活動名

第３回富山県放デイゆるゆる大運動会

助成活動の成果

運動会は現地会場と各参加事業所のオンライン会場でのハイブリッド形式で実施しました。富山県内の１９事業所、１６６名の児童、８４名の事業所職員が参加し、コロナ禍で様々な行事イベントが中止延期される中、運動会を楽しみました。ハイブリッド形式とすることで、感染症対策を図ることができ、また長時間の移動が困難、他者との交流が苦手、初めての場所が苦手等の児童の参加を促し、前回よりも参加児童が６０人増えました。

多様な特性や年齢の児童が参加するため、運動能力だけで勝敗が決まる種目、個人のミスが目立つ団体戦は行わず、玉入れや綱引き、旗あげ等を行いました。またルール説明はわかりやすく、児童の様子を見ながらスケジュール調整を行う等の特性に配慮した進行に努めました。そして各会場をオンライン中継し、応援合戦やZoom機能を使ったクイズを実施することで、一体感を創出しています。

障がい児対象のハイブリッド形式運動会は、コロナ禍でも実施しやすく、児童の負担軽減に繋がり、新しい支援の形となることが期待されます。今後も活動を継続し、新しい運動会方式として広く普及していきます。

イベント情報