公益財団法人 アイスタイル芸術スポーツ振興財団

RESULT REPORT

2019年 第3回スポーツ助成NPO法人日本ソーシャルフットボール協会

第3回ソーシャルフットボール全国大会内で行われる関西圏全域の発達障がい児が参加するフットサル大会

  • ロゴ
  • NPO法人日本ソーシャルフットボール協会

    公式サイト https://jsfa-official.jp/

    (活動内容)
    ■私たちのめざすもの
    私たちは、フットボールを通じて精神疾患・精神障がいのある人を中心に、様々な人々の心豊かな社会生活の実現を目指します。

    ■私たちのミッション
    ソーシャルインクルージョンとアンチスティグマの実現。
    精神疾患・精神障がいのあるなしに関わらず、フットボールを通して交流することにより、精神疾患や障がいへの理解を広げる。
    スポーツ環境の整備と障がい当事者のリカバリー。
    フットボールを通じて仲間を作り、生きる力を高め、挑戦する意欲を持ち続けられるような環境を整える。
    スポーツの一分野としての確立。
    精神障がい者フットボールをスポーツの一分野として確立する。
    ※フットボール=サッカー・フットサルなど

助成対象活動名

第3回ソーシャルフットボール全国大会内で行われる、関西圏全域の発達障がい児が参加するフットサル大会への助成

第3回ソーシャルフットボール全国大会
第3回ソーシャルフットボール全国大会
第3回ソーシャルフットボール全国大会
第3回ソーシャルフットボール全国大会
第3回ソーシャルフットボール全国大会
第3回ソーシャルフットボール全国大会
第3回ソーシャルフットボール全国大会

 

助成活動の成果

第3回ソーシャルフットボール全国大会内

今大会は、ソーシャルフットボールという言葉に込められた「フットボールを通じて人と繋がる」という考えを形にしたいという想いで大会を企画した。
そのため、メイン種目であるフットサル競技大会以外に、「ソーシャルマルシェ」「やすらぎのあーと展」「発達障がい児などフットサル大会」「チアリーディング」という4つのコラボイベントを並行して実施した。
延べ945名の参加と想定以上の反響を得ることができた。特に、フットサル大会以外のイベントを実施することで、これまで直接的に精神障がい者スポーツとの接点がなかった医療従事者以外の方、そして精神疾患のことを知らない方々も会場に足を運んでくださり、精神障がい、発達障がいの社会啓発の一助となったのではないかと考える。
なかでも今回助成をいただいた「発達障がい児などフットサル大会」には関西全域から発達障がい児等と家族を含め100名近い方に参加いただくことができた。日頃は他団体と交流することがなかった児童に対し、本イベントを開催した事で「活躍する機会がない」というニーズにこたえる事ができたと考える。
また、今回は本大会の中の一部としての開催ではあったものの、大会に出場した児童は皆目を輝かせながらピッチを走り回っており、多くの観客に感動を与えていた。
以下に、開催の狙いであった「横の繋がり」と「縦の繋がり」について考察したい。

「横の繋がりについて」
現在、発達障がい児にスポーツをする機会や場所を提供しているのは、放課後等デイサービスなどの各事業となっていることは前述した。また活動も各事業所内にとどまっており、近隣の事業所同士での交流や、地域単位での活動は未だほとんど行われていないのが現実である、よって今大会は普段はなかなか交流がもてない施設同士が一堂に会し大会が行えたこと、そして普段顔を合わすことのない一緒に相手とプレー出来たことが今後の発達障がい者フットサル競技発展の一助となったと考えている。
今後は継続してこのような場がつくっていけるように、我々も尽力していきたい。

「縦の繋がりについて」
 今大会では、発達障がい児のプレーヤーが、本大会に出場しているソーシャルフットボールの選手(成人中心)を見て、声に出して応援している姿が散見された。
これは我々の狙いでもあった、「自分が成長した後に競技できる場所があること」を本人たちに直接感じてもらうということに値するように思う。
以上のことから、今回の発達障がい児フットサル大会は発達障がい児およびソーシャルフットボールの発展の一助となったと考えている。

大会イベント情報

第3回ソーシャルフットボール全国大会

公式サイト JSFA

開催日時 2019年9月7日(土)-9月8日(日)
会場 丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)
大阪府大阪市港区田中3丁目1−40 | 地図

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